ハンガリー規格番号の「/A1」「+A1」「/AC」「+AC」の違い

はじめに

海外規格を検索していると、規格番号の末尾に/A1+A1/AC+ACなどの記号が付いていることがあります。

似た記号ですが、修正や訂正が別文書として発行されているのか、元の規格へ統合されているのかという違いがあります。

今回は、MSZTのFAQで確認した内容をもとに整理します。

本記事のWebサイトおよびFAQに関する記載は、2026年7月15日時点で確認した内容です。規格の有効状態や書誌情報は変更される可能性があるため、実際の調査・購入時には規格発行機関の最新情報をご確認ください。

記号の違い

記号 意味
/A1 修正内容が別文書として発行されている
+A1 修正内容が元の規格へ統合されている
/AC 訂正内容が別文書として発行されている
+AC 訂正内容が元の規格へ統合されている

簡単に整理すると、/は別文書、+は統合版です。

/A1は別文書として発行された修正

規格番号に/A1が付いている場合、既存の規格に対する修正文書が、元の規格とは別に発行されています。

たとえば、元の規格に対して/A1/A2/A3などが発行されている場合、それぞれが別の修正文書です。

元の規格だけでは、後から追加された修正内容を確認できない可能性があります。

+A1は修正内容を統合した版

規格番号に+A1が付いている場合、修正内容が元の規格本文へ組み込まれています。

そのため、元の規格と修正文書を別々に確認するのではなく、統合された一つの文書として確認できます。

/A1 = 修正文書が別に発行されている
+A1 = 修正内容が本文へ統合されている

/ACは別文書として発行された訂正

/ACは、既存の規格に対する訂正文書が、元の規格とは別に発行されていることを示します。

MSZTのFAQでは、元の規格だけでなく、発行された訂正文書も合わせて確認する必要があると説明されています。

訂正情報は、MSZTのWebサイトやニュースレターで確認でき、無料でダウンロードできる場合があるとの案内もありました。

+ACは訂正内容を統合した版

+ACが付いている場合、訂正内容が元の規格本文へ組み込まれています。

/AC = 訂正文書が別に発行されている
+AC = 訂正内容が本文へ統合されている

購入前に確認したいこと

規格番号の本体部分と発行年が似ていても、元規格、修正文書、訂正文書、統合版は別の購入対象です。

購入前には、次の点を確認します。

  • 現在有効な規格か
  • 修正文書や訂正文書が別に発行されていないか
  • 購入対象が元規格、別文書、統合版のどれか
  • 必要な修正や訂正が含まれているか
  • 旧版や廃止規格ではないか

特に/A1が別文書として発行されている場合、元の規格だけを購入すると、現在必要な修正内容を見落とす可能性があります。

一方、+A1と表示された統合版には、修正内容がすでに組み込まれています。

おわりに

規格番号の末尾に付く記号は、購入する文書の内容を判断するための重要な情報です。

/A1+A1/AC+ACを区別することで、必要な修正・訂正を見落とすことや、購入対象を間違えることを防ぎやすくなります。

関連する調査ノート


本記事は、MSZTのFAQで確認した規格番号の記号を、調査実務向けに整理したものです。規格の正式な有効状態は、各規格発行機関の最新の書誌情報をご確認ください。